Hey!Say!JUMP 5thアルバム DEAR.≪前半≫
初めまして。つきこと申します。
この度とうとうはてなブログなるものに手を出してしまいました。
もしどなたかに読んで頂けるとするならば大変嬉しいことなのですが、如何せんバリバリ理系人間なもので、綺麗で魅力ある文章に憧れはあるものの読み辛く伝わり辛いものになってしまうかと…ご容赦下さい。
熱し易く冷め易い自分が大学時代のこの瞬間に何をどう感じていたのかを綴るツールとして記録しておきたいなと思います。
一旦アルバム感想の前に少し自己紹介でも。
人生を(おたくの道へと)変えただろう瞬間だけ抜粋します。
○2006年:SLAM DUNKに出会う(二次、スポーツ)
○2007年:Buono!に出会う(女性アイドル特にハロプロ)
○2014年:テニミュに出会う(舞台、ミュージカル)
○2015年:Hey!Say!JUMPに出会う(男性アイドル)
この辺りがきっかけで各方面興味を持つようになりました。
そして今、苦手な文書きまでして胸中の思いを綴りたい対象は、”アイドル”です。
では自分のことはさて置き、
今更なうえ少々コンサートのネタバレも含む、Hey!Say!JUMPさんたちが2016年7月27日に発売した5枚目のアルバム『DEAR.』について少し感想をば。
まず一周聴き終わった後私の心に残った感情は、ソワソワ。落ち着かない。なんだかアイドルのアルバムじゃないみたい。これでした。
曲名が英語のものがとても多いし、曲調もアイドル特有の古き良きダサさみたなものがかなり少なく、正直戸惑ったのを覚えています。
普段慣れないお洒落の過剰摂取に呼吸が難しくなったときポツリとあらわれるキミアト、Special Love、Eternal、Brand New Worldにどれほど安心感を覚えたことか。
しかし聴き続けるとあら不思議。全部ちゃんとJUMPさんたちの歌としてしっくりくるようになった。なんなら曲順までもがしっくりきすぎてシャッフル出来ない説までも浮上。そうです、このアルバムDEAR.は私にとって”スルメ曲”の集合体でした。
全体を通して一番強く感じたことは、伊野尾さんの歌割がめちゃくちゃ増えた+1番(テレビやコンサートサイズでも必ず披露される)に歌っていることが増えた点ですかね。
各楽曲については疲れてしまったのでとりあえず前半戦のみ。ポツポツと綴っていこうかと思います。
Invitation
Invitation―『招待』。オルゴール音をBGMに少女が誰かに宛てた手紙が読まれる。きっともう彼女の親愛なる相手は手紙を受け取っていて、彼女の声で再生して読んでいるところだ。
この手紙は招待状で、彼女は親愛なる相手が舞踏会に来てくれることを楽しみにしているのか。はたまた会いに行くよという宣言で、会場に仮面をつけたその相手がいるのであろうか。
もしかしたら親愛なる貴方とはこのアルバムを手に取り視聴しているそこの貴方か。だとしたら少女が読む手紙は畏れ多くもHey!Say!JUMPのみなさんから我々への招待状そのものだろうか。(コンサートOP映像を見た限り普通にJUMPからの招待状だった)
その後場面は舞踏会へと続く扉の前、会場の音が流れてくる。女性からのアナウンス。扉が開いていくにつれどんどん音楽も大きくはっきりと聴こえてくるようになる。さぁ、いざ一生忘れられない夜へ。
Masquerade
InvitationをOvertureにかなりグッとくる曲入り。思わず感嘆の声が漏れる。曲自体は一部先出されていたため知ってはいたが、アルバムを通して聴くとまた印象が違っていて初めて聴くような気持ちで聴くことができた。
個人的にMasqueradeは歌詞の意味や世界観よりも純粋にメンバーたちの歌声や曲調自体(とMVも)の音楽を楽しむ曲かと思う。お気に入りのソロ部分は中島さんの「Shall we dance? My Honey」、八乙女さん岡本さんの「魅惑のParty!!」、知念さんの「奪いに来た」かなあ。全体的にシャナナが薮さん強めで高まった。
ここでMVの話をするのもどうかと思ったが、髙木さんのダンス、特に移動中の動きに是非注目してほしい。もうなんていうか最高。アイドルの移動観察厨にはたまらん。
RUN de Boo!
でましたダイキアリオカ出だし曲。今回多いよね。アップテンポでお洒落だけどにぎやか。
この曲聴いてると知念さんがとても楽しそうに歌われてるなと感じて嬉しくなる。知念さんは曲によって向き合い方を変えるのがとても上手で本当に凄い。八乙女さんもとびきりカワイク歌っててくれて感無量。
あとやはりイントロがどうしても好き…。ジュリエット!には「あ、あざます…。」という感情しか湧かなかったが。こんなくそおたをいつまでもジュリエットにしてくれてありがとうございます。
ドリームマスター
ありひかRap大好き芸人なので最初の部分マジで感謝。速いテンポや短音での声の相性が素晴らしい。サビ前のスクラッチ音大好きなので知念様が入れてたと知りたまげた。
このアルバムを手にした人なら既に何万回と言われたことだろうが、薮さんの「節操のない君が 世相を切るのかって」、有岡さんの「どうせその後食べて飲んで騒ぐでしょ」。これJUMPの歴史に残る名パートふたつも生み出してしまったよね、なんて罪深い曲なんだ(そしてセトリ落ちというオチまで完璧)。
B.A.B.Y.
なんていうか9人いるというのを強みに取った最強の音の楽しませ方じゃないかと。楽しすぎない?気づいたら気持ちこめてノリノリで歌いだしちゃいそうだから外で聴くの危険認定曲。
この曲に限らず山田さんパートがくると、キタ――――――!リョウスケヤマダだー!となるじゃないですか。山田さんっていつどこできても山田さんなんだけど、この曲でくるときは、めちゃくちゃ曲のスパイスになってて最高。山田さんが主というより華になる珍しいこの楽曲。ひたすら楽しい。
キミアトラクション
時流に合わせてか伊野尾さんの声がこれでもかこれでもかと堪能できるこの曲。昨年出したシングルで初めて聴いた際は可愛すぎて、これを全員成人済みの男性アイドルが歌っているのかと震えた記憶がある。
何回も聴いていると今度は歌詞が気になってくる。歌詞をじっくり聴いて驚愕、キミアトとは私(=おたく)が君(=アイドル)に向けて思っていることが歌われた、所謂おまおれソングだったわけだ。なんてこった。
それからというもの、聴く度に自分がchau#の伊野尾さんの「ポップでハッピーなふたり」で電光石火ラブフリーフォールしたことを思い出す。
Special Love
初めて聴き終わった後の感想、好きだ。これに尽きた。ここまでお洒落で複雑で忙しい曲が多かったが比較的構成が簡単な曲に安心したのもあるだろう。あと単純に音楽として好き。
薮さんの「I’m always waiting for you」トリハダ。スペーシャールラーブ!で叫びたい。中島さんの青春の匂いしかしない爽やかボイスで「君にしかできないことがきっとある」とか言われたら取り柄ゼロのおたくも何か地球にできるのではないかと錯覚してしまいそうになる。
なるべく今年の冬はエアコンをつけない!(cv有岡大貴)
Dear.
アルバムの核となる曲。やまゆとで1番ソロを占める。ここ、たまらないよね…。なんていうか声のバトンパスが物凄くきれいで、無駄が一切ないうえに相乗効果付きって感じ。4継だったら最強だな。
そしてなんといってもやぶやまのハモリ。薮さんの歌は本当に℃-uteの鈴木愛理さんの歌を彷彿とさせるの。Buono!各曲でハモってる愛理が浮かんでくる…。自身が聴かせる歌をもったうえで、相手の歌に花を添える役目ができる。本当に凄いことだ。
そして更に、歌詞。すんごい世界だ。アイドルがこんな歌を世に届けてくれるなんて、幸せすぎるだろうが。しんどい。
一旦ここまでで。続きます(多分)